新規植物培養細胞7株の提供開始のお知らせ

1.タバコ培養細胞株、TBY2-AtRER1B(rpc00042)の提供を開始します。コルジ体がGFPにより可視化されているタバコBY-2細胞株で、理化学研究所中野生体膜研究室より寄託いただきました。固体培地上のカルスを提供します。なお、本リソースをご利用の際には以下の点にご注意ください。

① 本リソースは遺伝子組換え技術を適用して樹立された植物培養細胞ですが、自然条件で個体へと再分化しないため、そのまま実験に使用される場合は法律で定める遺伝子組換え生物に該当しません。ただし何らかの技術を用いて本リソースを含有する組織または個体を作成する場合には法律の対象となりますのでご注意ください。

② 本リソースはGFP遺伝子を組み込んでいます。GFP遺伝子を含むリソースの利用条件についてはこちらをご覧ください。

2.タバコ培養細胞株、3n-3(rpc00043)G89(rpc00044)の提供を開始します。それぞれNicotiana tabacumのクラウンゴール細胞とタバコ属の木本植物、Nicotiana glaucaの細胞株で、庄野邦彦博士より寄託いただいた株です。寒天培養細胞(カルス)を提供します。

3.トマト培養細胞株、GCR26(rpc00045)GCR237(rpc00046)の提供を開始します。CGR237はトマトモザイクウイルス抵抗性遺伝子Tm-1を持つ株として、GCR26とともに農業生物資源研究所の石川雅之博士のグループが樹立の報告をしています(PNAS, 2007)。懸濁培養細胞を提供します。

4.タケ培養細胞、Pn(rpc00047)Pb(rpc00048)の提供を開始します。富山県立大学の荻田信二郎博士より寄託を受けた細胞で、細胞壁にβ-グルカン構造を高度に蓄積しながら同調的に増殖するハチク(Pn)とマダケ(Pb)の懸濁培養細胞株です。懸濁培養細胞を提供します。

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RCP00042株

(2013/02/28)


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